どうも、minicoohei です。去年のコロナショックのときは1万円くらいまで落ちてましたから、賞味1年で30倍になっている感じです。なんでこんなに強いのか?という説明にはならないかもしれないですが、実は2021年-2022年はイーサリアムEthereumの年と言っても良いくらいファンダメンタル的なイベントが目白押しです。
この記事では、イーサリアム(Ehtereum)に関して、今後何が起きるのかというところを誰でもわかるように解説します。
*投資助言ではありません。投資をする際は自己の責任でお願いいたします。
イーサリアムにシンプルに起きること
- EIP1559(Londonハードフォーク)
- L2(Optimismローンチ)(+ Uniswap V3 / SNX)
- ETH2.0 マージ
大きく言うと、上記の3点なのですが、専門用語過ぎてよくわからないと思うので、大体のイメージがつきやすいようにめちゃめちゃ噛み砕いて説明します。
③点が絡み合っているので要約すると以下が起こります。
なぜこれが起きていくのかを説明していきますが、
“需要がある限り”減り続ける通貨になって、TPSやガス代の観点でUXが劇的に改善し、DeFiのアプリケーションから見ると最強の担保になっていき、アプリケーションを支えていく 、一言でいうとこんな感じです。
(*注:なお筆者は、全財産ではないですが、ほぼほぼの資産がETH建てなイーサリアンですのでポジトークではあります。ご了承ください。)
EIP1559 – Gas代が読みやすくなって、手数料のETHがバーンされる
いわゆる詰まりを起こす原因である「GAS代」に関して、二段構えの手数料構成にしてしまおうという提案です。
起きることはシンプルに以下の2つです。
①がガス代が予見しやすくなります。
現行のオークション形式だと直前に誰かが値段を跳ね上げた場合Minerはそれを基準にトランザクションを絞るので、突然詰まるということが発生します。今までのように突然オークションでガス代が跳ね上がり、いつまでたってもトランザクションが通らないということは緩和される可能性が高いです。
これは大きなUX上の進歩ですし、L2と呼ばれるメインネットにトランザクションを通さないといけない主体からみてもより安定的に提供できるようになります。
②ETHがどんどんバーンされます。
こちらのほうがETHの価格的な意味では非常に大きな意味を持ちます。いわゆる「バーン(消滅させる)」がどんどん発生します。具体的にBaseFeeがいくらかは難しいですが、もし現在のFeeと同程度だと、1日あたり17000ETHとかが市場から消えていく計算になります。後述のETH2.0のマージでETH自体の排出量も減りますから、これまで発行上限がなく増え続けていくだけと思われていたETHが減っていく可能性がでてきます(というか多分減っていくはず)
需要がある限りにおいて、デジタルに供給量が減り続けるということはBitcoinが2100万しかないことによってものすごいニーズが生まれていることを鑑みても恐ろしいゲームチェンジです。(Ultra sound money と表現されたりします)
L2(Optimismローンチ) + Uniswap V3
L2と呼ばれるは現状たくさんでてきていますが、その本命であるOptimisimと呼ばれるプロダクトの正式ローンチが予定されています。
Optimismは、いわばEhtereum(イーサリアム)のセキュリティをそのまま使って、同じソースコードを活用してアプリケーションを作成して、単純に早くて手数料だけが安い仕組みです。ユーザーはL2にいることをあまり意識せずにEthereum上のアプリケーションを利用できるようになります。(もちろん他のL2ソリューションも花開くでしょう)
いわばEthereum(イーサリアム)の分散されたセキュリティで守られつつ、BSCやSolana上のアプリケーションのような感覚で使えるようになると言っても良いかもしれません。
*L2については下記の記事をお読みください
現状のわけのわからないくらい高いガス代でも給付金やガバナンストークン、NFTのなど次から次へと利用用途がでてくるスマートコントラクトですから、使いやすさかつ開発しやすさを引き継いで、なにかより素晴らしい体験を生み出すことは想像に固くありません。 UXが進化すればそれに適応してより便利な人の心をくすぐるプロダクトがでてくるでしょう。
ETH2.0 マージ (イーサリアム2.0)
Ethereum(イーサリアム)について詳しい人はしっているかもしれませんが、いわゆるPOS移行のことです。現状のチェーンは気づいたらETH2.0にマージされて、POWのコンセンサスからPOSのコンセンサスへ切り替わっていくことになります。(mergeについてはこちらが詳しいです。)
POSってなんやねんとお思いの方がいると思うので説明すると、POWはマイナーと呼ばれるハッシュ計算をする人々だけがブロックを作成/承認できますが、POSではトークンをステークしている(ETHの場合32ETH)人々がブロックを作成/承認できる仕組みです。POSには当然ETHをステークしなければなりませんから、市場でのETH供給量は当然下がることになります。
この際に、The Cliffeningと呼ばれる、ブロックの報酬量を大幅に減らす予定になっており、前述のEIP1559と相まってETHは供給量が減っていく通貨になることが予想されます。
イーサリアムに起こることまとめ
イベントとして起こることは前述のとおりですが、それの意味合いを整理すると下記の図になります。
EIP1559のBaseFeeのバーンとETH2.0により、ETHは需要がある限り供給量が下がり続ける通貨になります。POSによるステークとも重なり市場にあるETHはネットワークの価値がたとえ等価であったとしても、希少価値が上がりつづける形になります。
EIP1559のガス代予見とL2(Optimisim)の発展によりUXが大幅に進化します。これまではできなかったDeFi上のやり取りや、例えば流動性の調整(Uniswap V3)、流行りのNFTの発行など、そういったこともやりやすくなります。これは上記の「需要がある限り」の部分を促進するはずです。
もちろんDappsを開発するための開発者コミュニティやツールなどもそのまま利用できるので、昔のAppStoreさながら大量の便利なアプリケーションと給付金が発生していくとなると想像以上に発展するのではないでしょうか(給付金はWeb3における脳汁ブシャーのキラーアプリケーションだと自分は信じています。)
完全に僕の妄想
=イーサリアムは価値のインターネットそのもの
ここまでは予定されている事実として書いています。(というかこれだけ強烈なファンダメンタルがあればもはや妄想などいらないかもしれないですが)
ここからは僕のイーサリアンとしての妄想です。
イーサリアムは価値のインターネットそのもの、そしてその触媒となるステーブルトークンの担保を務めるようになる、と自分は考えています。
というのも、Etheruemネットワーク上で最も安全かつセキュアなトークンは当然ネイティブトークンたるETHです。
SNX、MKR、Liquity、RAIなどの過剰担保型のプロトコルを鑑みていただければ、ETHを担保に、価格オラクルが適切に働けば、早くて安いETHをブリッジ通貨として価値を行き来させることができる未来は実はもうすぐそこまできています。(不動産であれ金であれ、ドルであれなんであれ、さらにいえばVISAがUSDCで決済始めたかもその走りですよね。USDC以外の通貨でも可能なわけです)
さらにUXの進化の文脈だと、ZkSyncのGitcoinGrantを使っていただいたりすればもはやほとんどクレジットカードと変わらないくらいの速度で決済ができていることに気づくと思います。
CDBCだのDiemだの何だのが話題になっていますが、Ethereumを裏付けとして発行されたドルステーブルのコインなどが事実上のデジタルマネーとして機能する、NFTがデジタルグッズとして活躍する未来はもうすぐに来ると自分は思います。
もっと言えば、デフレ通貨になったEtheruemは基本需要があるだけ価値が上昇していきます。そのため担保としては非常に使いやすくなるはずです。結果、SNXやMaker、Liquityなどにどんどん担保としてロックされていくでしょう。
すると、POSとしてロックされ、担保としてロックされ、市場からはどんどん消え供給はどんどん少なくなる。反面、価値のインターネットそのものとして、デジタルグッズやステーブルトークンを支えることになる。需要はどんどん高まっていくでしょう。
供給が下がり、需要があがるとどうなるか? 言う必要もないですよね。
ここまで詰みの盤面を組み上げたイーサリアムを本当にすごいと思っています。ウォレット/Dappブラウザとしてもっと貢献していきたい、利用者をもっと儲けさせたいと思うばかりです。
*何度も言いますが投資助言ではありません。投資は自己責任で。
Ethereumについての動画
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