どうも。minicooheiです。
みなさんEtheruem界隈で2021年はL2の年と呼ばれて、盛り上がっているのをご存知でしょうか? ツイッターでL2って言葉を沢山みるようになったかもしれません。(実際にガス代高すぎて、使い物にならんのでL2ないと話にならない笑)
この記事ではL2についての説明を誰でもわかるようにざっくりしつつ、それが与える影響と使う際の注意しないといけないことをご紹介します!
L2とは、高速道路のバイパス
ざっくりした理解がこの記事の目的なので、まずはおおざっぱに説明します。まず言葉の意味から行くと、L2とはLayer 2 の略語であり、「2層目」ということです。一層目はいわゆるメインチェーンと呼ばれているものですね(多くの場合Ethereumを指します)
いや、二層目と言われても全然わからん。となりますよね。
例として、高速道路をイメージしましょう。「高速道路のバイパスをL2と呼ぶ」と考えてください。つまり、メインチェーンがTx詰まってしまうようなときにでも、バイパスして、Txをスイスイ通せるということです。
バイパスなので、メインチェーンにいつでも戻れることが約束されています。
ここも重要なポイントです。
L2はなにがすごいのか?
早くて安くて安心!
L2は高速道路のバイパスということですが、何がスゴいのでしょうか?
ずばり、「早くて安い」にも関わらず、「安心、安全」というところです。
実際に、ZkSyncやloopringなどを触ってもらえればわかると思いますが、まず基本的にガス代(送金手数量)はかかりませんし、基本的にすぐ承認されます。
ETHの高い取引数量になれていると、すげすぎっ!!!となります。
安心、安全な部分は何かというと、メインチェーン側におかれているコントラクトを通じて過去の取引で不正がないか検証がされるため(イメージバイパス側の車が車線を逆走したら検知するとか、いきなり2台に増えたら検知するとかに近いかもしれません)、ユーザーからすると事実上、Ethereumがハックされない限りそのセキュリティ(グローバルステート)を享受する事が可能です。
つまり、L2は、L1で検証されステートが適切に保存されている限りにおいて、Ethereumと同等のセキュリティを得ることができます。(不正をしようとすると、Ethereumに対しての攻撃コストと同等のコストが必要となる状況)
*注意、巷でL2と呼ばれているものは下記で記載の通り、厳密にはL2でないこともあるのでこの検証がなされない場合や実際には安心、安全でない可能性がある場合があります。
高速道路のバイパスでないものはL2ではなく、ただの早く走れる私道
ここがとても大事なポイントなのですが、高速道路のバイパスでないものはL2ではありません。
つまり①L1(Ehtereum)において、ステートの検証が行われ、かつ②自らの秘密鍵での署名を持ってしていつでもL2の(多少の待機時間はあるかもしれないが)資産をL1に安全に退避させることができる必要があります。(これを満たすのは、現状 ORU- OptimisticRollUPか ZkRollUPを採用している場合になります。*単純なペイメントチャネルを除く)
なので、たとえEVM互換(metamaskとかのウォレットをそのまま使える)だとしても、L1にセキュリティを依拠してないチェーンはただの早く走れる私道です。
もちろん各チェーン上での分散性やセキュリティはあると思いますが、ノードが事実上分散されていなかったり、コードが公開されていなかったり、もしくはオペレータと呼ばれるチェーンの管理者が真面目に管理していない場合は、いつかチェーン単位での不正が起こる可能性があるということは覚えておきましょう。つまり何かをトラストしているということです。別に信じるなとは言いません。絶対安全だと思わず、自分の抱えている信用リスクを知っておきましょうということです。(そういった意味でCEX 取引所に近いかもしれません)
バイパスでなく、高速道路降りてしまって、私道を封鎖されたので、戻りたい高速道路に戻れない。。。そんなことがないようにL2を使う場合はしっかり調べましょう。
L2へのどう関わるのが良い?
ETHの高騰とともにガス代もとても高くなっており、自分を始めとした一般ピープルの普段づかいをしようとすると現実的でない金額になりつつあります。(まだなんとかなりますが、多分これからまだ上がるはず)
反面、Ethreum上のアプリケーションは今後、さらに発展していくことは疑う余地が少ないかと思います。(DeFi/ NFT/ Prediction Market/ ) なので、みなさんはきっとL2を使っていくはずです。
ここからは筆者の私見ですが、L2同士をつなぐ技術がまだ拙いので(今後発展していくはずですが)、流動性やコンテンツやレンディングの担保など、L2同士が取り合う構造になるはずです。最終的には、特定の用途に合わせてチェーンが収束していくかもしれません。(2009年くらいのSNSやアプリのイメージに近くなると考えています)
そうすると、すべからくL2側は、多くの人に利用してほしいので、マーケティングとして、トークンを配布したり、メガコンテンツを引き込んだり、リファラルの提供者に対してリワードを用意したり、ということが増えるはずです。
なのでそのときのための知識を蓄えて好奇心の赴くままに行動する。というのが一番良い関わり方ではないでしょうか。
それではみなさま良いDeFiライフを!
追記:
「イーサリアムがガス代高すぎて使い物にならない」という言説がまことしやかに流れていますが、L1のGASは高くても、それはグローバルステートの恩恵を享受したいL2ネットワークが使うチェーンか、L2同士のアビトラを狙うくじらが使うものになっていくはずで、一般ユーザーは徐々に意識しないものになっていくと思います!
記事をご覧いただきありがとうございます。
DeFiPocketは、Dappsブラウザ & Ethereum ウォレットで国内市場シェアNo.1のtokenPocket社による、DeFi(Decentralized Finance)の解説メディアで
tokenPocketを利用して、DeFiで楽しく仮想通貨を使って遊ぶ体験を紹介していきまDeFi Pocketでは「日本で一番シンプルなDeFi」のサイトとして、各DeFiの使い方の紹介や、どんなシーンで使えるか、そしてどんなリスクを気をつけないといけないか、などを説明していきます。
tokenPocketは以下からダウンロード可能です。
iOS
https://apps.apple.com/jp/app/tokenpocket/id1288636393
Android
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.tokenpocket