どうも、tokenPocketのminicooheiです。この記事ではDeFiの代表格である「uniswap」 を3分でわかるように説明します。この記事を読んだら、「あーuniswap ね!」と知ったかぶりしなくても大丈夫になります。安心してください!
3行サマリ
- uniswap を使うことで、利用者は uniswap上にプールされているトークンと自分の持っているトークンを0.3%の手数料で販売所形式で交換できる
- トークンホルダーは、uniswapに対して、AとBのペアをデポジットすることで、プールに占める自分の資産量のシェア分、取引手数料を受取れる
- 為替レートは、取引ごとに自律的に定まる。
uniswap の概要
uniswapは、利用者からするととても簡単な仕組みです。自動で定まる為替レートをもとにした販売所形式なため、何も考えずに0.3%~0.6%の手数料を支払えば、30秒で自分の持っているトークンと好きなトークンを交換することができます。
自分が交換する量や為替レートの更新に応じて交換できる量が若干変動してしまう事象(スリッページ)とガス代(ETHの取引手数料)に注意すれば、基本的に問題なく利用できると思います。
なお、手数料についても記載しておくと、ETH->ERC20はETHに対して0.3%、ERC20->ETHに対してはERC20に0.3%、ERC20-ERC20は一度ETHにするときにERC20から0.3%、ETHから別のERC20に変更するときに0.3%(そのため合計0.6%)の手数料がかかります。
では、この仕組みがどうやって、中央管理者なく成立しているのか説明していきたいと思います。(使い方は以下の記事をご参照ください!)
uniswapを支えるアルゴリズム
まずuniswapにおいて自律的に為替レートが定まる部分についての簡単な概念を図にしてみたのでご覧ください。
基本的なアルゴリズムは、とてもシンプルで以下の数式になります。
アルゴリズムはx* y = k(定数)という数式を用いてて、xが増えるとyがその割合分減るということだけ理解しておけば問題ありません。
*uniswapのホワイトペーパー:
https://hackmd.io/C-DvwDSfSxuh-Gd4WKE_ig
とはいえ、説明記事なので、具体的にETHとJPYとして見てみましょう。(レートは仮想的なものです)
まず、10ETHと100000円のプールがあったとします。
単純に考えると 1ETH-10000円という為替レートですね。
1ETHを円と交換した場合どうなるかを見てみましょう。
まず、 手数料0.3%を抜いた0.997ETHが交換用のプール(流動性プールと呼ばれます)に追加されます。上述の通りx*y = k(定数)というロジックになってますから、円側の値は1,000,000 / 10.997 = 90933円となります。したがって、100,000 – 90933円=9067円が1ETHに対して支払われることになります。
さらに、理解のため、もう1度1ETHを円とuniswapにおいて、交換した場合を見てみましょう。
先ほどと同様 手数料を抜いた0.997ETHがプールに追加されます。相変わらずx*y = 定数というロジックになってますから、11.997ETHに対して、円側の値は1,000,263 / 11.997 = 83,376円となります。(ちなみに前回の手数料0.003ETHもプールに追加されるので、11.997にっています)
したがって、90933 – 83376円の7,557円が1ETHに対して支払われることになります。ETHが増えれば増えるほど円のETHに対しての円の価値が上がっていく(円高みたいな概念)ことがわかりますね。
この際に、手数料分の263や249分だけプールの総量たるKの部分が増えていくのはなぜでしょうか?その回答がuniswapのインセンティブにあります。
インセンティブ
uniswapに中央管理者がいないということは、参加者に対してなんらかのインセンティブがないと誰にも参加してもらえません。このインセンティブこそが、交換時に利用者が支払っている0.3%の手数料の部分です。
Uniswapでは、流動性プールに対してxとyトークンをペアで預け入れると、そのプールの総量に対してのシェア分だけ、手数料を按分して受取ことができます。
この仕組を成立させるために発行されているのがLToken(流動性トークン)です。基本的に利用するだけなら、上の強調された部分だけ覚えておけば良いですが、どういう仕組みかを念の為説明すると、
xとyのトークンを、a,b分だけ流動性プールに提供したとすると、aとbのトークンの掛け算の平方根(=SQRT(a*b))分のLTokenが発行されます。
uniswapで償還する際は、「自分の持つ流動性トークン/総流動性トークン」分のトークンを受け取ることができるのですが、 上記で説明したように、交換手数料については、Kであるプールは増える反面、手数料がプールに追加された際は流動性トークンは増えないので、結果的に流動性トークンで償還できる量は少しずつ増えています。(これによりガス代などが発生せず、手数料的なインカムゲインを得ることができる源泉になっています)
このLTokenは実はERC20で発行されるため、償還する権利なども含めて他人に譲渡、交換する事が可能です。償還するときはバーンされます。流動性提供をする際は気をつけておきたい概念として、impermentlossという概念がありますのでそちらもぜひごらんください。
uniswapを使うならトークンポケットから
uniswapを簡単に使うことができるアプリケーションがtokenPocketです。スマホで1~2タップでスワップや流動性提供を行うことができます!
革命的なプロダクトですからぜひ触ってみましょう!
以下の記事で使い方や手数料の受取かたなども提示しているのでぜひ見てみてくださいね。
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