Ethereumではgas代が高くついてしまうので、なかなか快適に取引をすることができません。また、板取引に慣れていると、UniswapのようなDEXで指値注文を出せないのも不便に感じると思います。
そこで今回は、gas代の安いL2であるzkSync上の取引所「ZigZag」での取引方法について紹介します。
zkSyncとZigZag概要

zkSyncはMatter Labsによって開発されている、ゼロ知識証明の技術を使って検証をする「ZK Rollup」の技術を用いたLayer2(L2)のプロトコルです。
Layer2については別の記事でも説明していますので割愛しますが、大まかに言えばEthereumメインネットからバイパスすることでトランザクションフィーを安くし、処理速度を向上させる技術です。
メインネットレベルのセキュリティを保ちつつ、低いgas代・高速処理を実現する技術として注目されています。
今回紹介するZigZagはそんなzkSync上につくられた取引所。
https://trade.zigzag.exchange/
Ethereum上につくられているUniswapなどのDEXと異なり、gas代を格段に安く抑えてトランザクションを実行したり、板取引ができます(2021年12月13日時点では指値注文は未実装のため成行注文のみ)。
取引のトランザクションは低gas・高速処理されますが、きちんとEthereumメインネットで検証されます。そのため、セキュリティレベルはEthereumメインネットと同等となっているんです。
ZigZagの使い方
zkSyncのウォレットにデポジットする

上部メニューの「Bridge」から上記画面にアクセスし、「CONNECT WALLET」をクリックして接続します。初めてzkSyncを使う場合にはアクティベーションが発生します。
PolygonやBSCのようにネットワーク切り替えは不要です。Ethereumメインネットに繋いだ状態で接続することができます。

zkSync上で使いたいトークンと数量を入力して「TRANSFER」をクリックし、トランザクションを実行します。zkSync上での取引にかかるgas代は安いですが、この段階ではいつも通りのgas代が発生しますのでご注意ください。

zkSyncへのデポジットが完了すると、上部メニュー「Wallet」から残高を確認することができます。
注文の出し方

上部メニュー「Trade」から取引ページにアクセスし、「CONNECT WALLET」からウォレットを接続します。

接続が完了すると、「BUY」「SELL」ボタンが出現し、ETHやUSDTの残高が表示されるようになります。

注文を入力して、BUY/SELLボタンを押すとMETAMASKの署名要求がポップアップしてきますので、署名すれば注文を出すことができます。
2021年12月13日現在、指値注文は出せず成行注文のみとなっています。署名=取引実行となりますのでご注意ください。

取引履歴は画面下部から確認することができますし、Action欄の「View Tx」をクリックするとzkSync上のトランザクションを確認することができます。

まとめ
zkSync上の取引所「ZigZag」について紹介しました。
給付金狙いで使うのであれば、ある程度の取引高があったほうがいいと思います。gas代も安いのでスプレッドに気をつけながら使ってみてください。
最近だとディスコードでの活動が評価されることもあるので、より積極的な方はディスコードで質問や意見をしてみるといいかもしれませんね。